保険の種類
ハワイ(アメリカ)でレンタカーを利用する際、加入できる保険は主に以下の4種類に分かれます。
自車損害補償(CDW / LDW)
→ 自分のレンタカーの破損や盗難を補償。多くのレンタカー会社では、これが付いていないと高額な修理費が請求される。
対人・対物補償(LI / SLI)
→ 他人へのケガや他人の財産への損害を補償。州によっては最低限の補償しかついていない場合があるため、追加加入を強く推奨。
搭乗者傷害保険(PAI)
→ 自分や同乗者がケガをした場合の医療費などをカバー。
所持品盗難補償(PEC)
→ 車内の持ち物が盗難に遭った場合の補償。

レンタカー店での保険提案への対応
契約内容の確認
ハワイのレンタカー店では、受付時にさまざまな保険やサービスを追加提案されることがあります。以下の点を必ず確認してください:
- Estimated charge(見積額)が予約時と一致しているか
- 不要なオプションが含まれていないか
- 各保険の内容と金額が明確か
不要な保険は丁寧に断る
レンタカー会社の保険は任意です。必要ないと判断したら、「No, thank you.」とはっきり伝えましょう。
- ✓ 法的な義務ではない
- ✓ クレジットカードに付帯の海外旅行保険やCDW特典がある人は重複の可能性あり
- ✓ 保険不要と判断する場合は、毅然と断ってOK
※トラブルが起きた場合は、予約サイトのカスタマーサービスにすぐに連絡しましょう(現地スタッフよりも早く対応してもらえる場合があります)。
保険選びのアドバイス
海外(特にアメリカ)では、トラブル時の費用負担が極めて高額になるケースが多いため、以下の理由からできる限り充実した保険に加入することを推奨します。
- 修理費用が数千ドルに及ぶ場合あり
- 医療費や賠償金が非常に高額(特に人身事故)
- 保険があればトラブル時の手間や対応時間を大幅に削減できる
交通事故対応
【基本対応手順】
- 安全確認:
同乗者・相手の負傷有無を確認、安全を確保 - 負傷者がいる場合:
応急手当 → 周囲に助けを求める → 911に通報
【事故類型別の対応】
■ 軽微な接触事故(追突・接触など)
- 車を安全な場所へ移動
- 911へ通報(※けが人がいない場合でも報告義務あり)
- 相手の情報を確認(名前、連絡先、車両番号、保険会社)
- 写真・動画で損傷箇所を記録
- レンタカー会社と保険会社に連絡
■ 盗難・破損・器物損壊
- 911へ通報 → 事件番号(case number)を控える
- レンタカー会社に報告
- 保険会社へ必要書類とともに連絡
■ 故障・パンク・トラブル
- レンタカー会社へ連絡(多くは24時間対応のロードサービスあり)
- レッカー・修理対応を依頼
- 解決しない場合は、警察へ連絡して指示を仰ぐ
重要ポイント
- ✓ 現場写真は必ず複数角度から撮影(証拠として有効)
- ✓ 警察の事件番号を必ずメモ
- ✓ レンタカー会社へ即時報告
- ✓ 保険申請に必要な書類(事故報告書・写真など)を確認して準備
▼ 注意事項
- 事故後、その場を離れては絶対にいけません(Hit & Run扱いになる可能性)
- 相手との示談交渉は行わない(全て保険会社を通して処理)
- 修理前に必ずレンタカー会社の了承を得る
- 事故の詳細は正確に記録すること(日時、場所、関係者など)

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