初めてハワイを訪れたとき、ワイキキの海を前に「ここに来てよかった」と心底思ったのですが、2回目以降の旅で気づいたのは、ハワイの本当の魅力は車で島を巡ってこそ見えてくるということでした。
観光地として有名なワイキキやアラモアナはもちろん素敵。でも、そこから車で一歩外へ出れば、息を飲むような海岸線、山に抱かれた緑の谷、風にそよぐパームツリー、素朴なローカルタウン、朝の光が差し込むハナウマの海、サーファーたちが集うノースショアの波、そして夕方の太陽が海に沈む瞬間を目の前で味わえるスポットが無限に広がっています。
バスでの移動は時間が読めず、タクシーもコストが嵩みますが、ドライブなら好きなときに止まり、好きな景色を撮り、予定を自由に変更できる。ハワイドライブガイドとして声を大にして言いたいのは、ハワイの旅を「観光」から「体験」に変えてくれるのがレンタカー旅だということです。
なぜハワイはドライブが「最高」なのか？
「The Bus」では行けない場所へ行ける圧倒的な自由
バスの路線図には描けない、あなたの物語が走り出すオアフ島には便利な公共交通「The Bus」があるものの、
旅は時に、決められた路線や時刻表では捉えきれない瞬間に輝きます。
カイルア・ビーチの柔らかな砂を踏みしめた後、そのまま気まぐれにラニカイへ続く道を抜けてみたくなるとき。ノースショアで揚げたてのガーリックシュリンプに舌鼓を打ち、「もう一軒だけ…」とローカルなフードトラックを探したくなるとき。
そんな小さなワガママも、レンタカーがあれば思いのまま。重たいビーチバッグやサーフボードをそのまま積み込んで、海風に導かれるまま、気の向く方角へ。時刻を気にする必要も、バス停を探す焦りもいりません。鍵をひねれば、そこから始まるのは自由そのもの。あなただけの「ハワイの地図」が、静かに広がり始めます。
レンタカーは、旅を自分のリズムで彩るための「翼」
ハワイでは、レンタカーはもはや「特別な選択肢」ではありません。それは、青い海と風を味方に、自由気ままに島を巡るための「旅のパスポート」。飛行機のタラップを降り、甘い潮風を胸いっぱいに吸い込んだ瞬間、多くの旅行者が足を運ぶのはレンタカーカウンター。
車のキーを受け取れば、そこからは地図も時間も自分次第。ビーチへ、ショッピングへ、まだ誰も知らない絶景へ。空港やワイキキには数多くの営業所が並び、快適な旅を支えるインフラは完璧に整備されています。ハワイの景色をもっと近くに、もっと深く感じたいなら、レンタカーは欠かせない旅の相棒となるでしょう。
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ハワイ主な島・定番ドライブコース
特にオアフ島は、初めての海外ドライブにも驚くほど向いています。道幅が広く信号もわかりやすいので、運転に自信のない人でも慣れるのに時間はかかりません。ワイキキの喧騒を離れてカイルアへ向かう海沿いの道は、まさに爽やかな風の中を滑るように走る感覚です。
レンタカーで最初に走ったとき、海の青さが信じられなくて、思わず路肩の安全ゾーンに停めて写真を撮りました。鏡のようなラニカイビーチ、緩やかな坂の先に広がるカイルアの街。反対側に車を走らせれば、しっとりとした空気の中、パリ展望台から島を一望できます。ノースショアのガーリックシュリンプ屋台まで行けば、外はカリッと中はプリプリの海老と、ローカルが気さくに話しかけてくるあのハワイ独特の優しい空気。これぞドライブ旅の醍醐味です。
【オアフ島】定番の東海岸＆ノースショア一周
ワイキキから反時計回りに島を一周する王道ルート。ダイヤモンドヘッドを横目にH1を東へ。ハナウマ湾の絶景、カイルア・ビーチの天国のような青さ、そしてノースショアのガーリックシュリンプまで、オアフの「全部」を1日で体験できます。
【マウイ島】天国への道「ロード・トゥ・ハナ」と聖地ハレアカラ
「世界で最も美しいドライブコース」の一つですが、同時に600以上のカーブと50以上の橋が続く難所でもあります。時間をかけてゆっくりと進み、道中の滝や熱帯雨林の景色を楽しみましょう。また、ハレアカラ山頂への日の出ドライブも、忘れられない体験になります。
【ハワイ島】火山と大地のダイナミズムを巡る
広大なハワイ島は、ドライブなしでは語れません。コナ（西側）のコーヒー農園から、キラウエア火山国立公園、そしてヒロ（東側）のしっとりとした街並みまで。エリア間の移動距離が長いため、余裕を持った計画をおすすめです。
初心者でも安心！ハワイドライブ実践ガイド
ハワイの交通ルール：アロハ精神と独自ルール
ハワイはアメリカですが、独自の「アロハ・スピリット」が運転にも反映されています。
- 基本： 「左ハンドル・右側通行」です。ウインカーとワイパーを間違える「ワイキキ・ワイパー」にはご注意を。
- 赤信号での右折： これが最重要ルールの一つ。「NO TURN ON RED」の標識がない限り、赤信号でも一時停止して安全確認ができれば右折が可能です。
- スクールバス： 黄色いスクールバスが赤ランプを点滅させて停車したら、後続車はもちろん、中央分離帯のない対向車線の車も必ず停止しなければなりません。
- ジッパー・マージ（コノヒキ）： 高速道路の合流地点などで、交互に1台ずつ合流する「ジッパー（ファスナー）」のような暗黙のルールがあります。無理な割り込みはせず、前に入れてもらいましょう。
- アロハ・スピリット： 合流で入れてもらったら、手のひらを下に向けて振る「シャカ・サイン」で感謝を伝えると、ハワイのローカル気分を味わえます。
- 速度制限： 単位はマイル（1マイル＝約1.6km）。制限速度は日本より低めで、高速でも55マイル（約88km/h）程度です。取り締まりは非常に厳しいため、厳守してください。
駐車情報
路上駐車（パーキングメーター）： クォーター（25セント硬貨）が必要な古いタイプと、クレジットカードが使える新しいタイプがあります。時間制限（例：2時間まで）に注意してください。
【重要】縁石の色を覚えよう！
- 赤色： 駐車・停車絶対禁止。消防設備がある場所など。
- 黄色： 荷物の積み下ろし専用（商業車用が主）。
- 緑色： 短時間駐車可（標識に「15分」など書かれています）。
- 青色： 障害者専用（許可証が必要です）。
- 色なし： 基本的に駐車可能ですが、必ず標識の曜日や時間制限を確認してください。
ワイキキの「無料」または「安い」駐車場
- アラワイ運河沿い： ワイキキの北側。無料ですが、競争率が非常に激しく、清掃日（標識あり）はレッカー移動されるので注意。
- カピオラニ公園周辺： 動物園の東側。比較的空きがありますが、ワイキキ中心部まで少し歩きます。
- アラモアナ・ビーチパーク： アラモアナ・センターの海側。日中のみ無料で駐車できますが、夜間は閉鎖されるため車上荒らしのリスクも高まります。
ガソリンスタンド（給油）の方法
セルフサービス： ハワイはほぼ100%セルフです。
お支払い：
ポンプ： クレジットカードを挿入し、ZIPコード（郵便番号）を求められます。日本のカードは通らないことが多いため、その場合は店内で支払います。
店内で前払い： レジに行き、「Pump 5, Regular, $30 please.（5番ポンプ、レギュラー、30ドル分）」のように伝えて先払いします。
ガソリンの種類： 「Regular（レギュラー）」または「87」と書かれた緑色のノズルを選べばOKです。
高速道路（フリーウェイ）
オアフ島の高速： H1（東西）、H2（中央）、H3（山を越える）が主要な高速です。ワイキキからパールハーバーやノースショアへ向かう際に利用します。
料金： ハワイの高速道路はすべて無料です！
HOV/カープールレーン： 道路にダイヤ（◆）マークがあるレーンは「HOVレーン」と呼ばれ、平日のラッシュアワーなど特定の時間帯に「2人以上（または3人以上）」が乗車していないと走行できません。
ローカルな呼び名： H1以外にも、山を越える道として「Pali Highway（パリ・ハイウェイ）」や「Likelike Highway（リケリケ・ハイウェイ）」があり、これらも重要な幹線道路です。
ハワイのレンタカー保険
人身傷害補償：搭乗者傷害保険-PAI（Personal Accident Insurance）など、車を借りる人の保護。例えば、運転手の身の安全、同乗者の身の安全、車の持ち物の安全なども含まれます。
車両保険：借り手が借りた車の保護。車両衝突損害保険-CDW（Collision Damage Waiver）などがあります。
対人・対物保険：借主とレンタカー会社以外の第三者を保護する保険。 第三者賠償責任保険-TPL（Third Party Liability）など。
海外レンタカーの予約には、一般的にレンタカーに必要な基本的な保険が含まれています：車両衝突損害保険-CDW、車両盗難保険-TP、第三者賠償責任保険-TPL。
レンタカー会社の保険には免責金額が設定されており、例えば、事故を起こして1,000ドルの修理費用がかかったケースでは、250ドルの免責金額を設定していたため、契約者の自己負担額が250ドルで、残りの750ドルが保険会社により支払われます。また、免責額が0である場合は、1,000ドルの修理費用がかかったケースでは、自己負担額が0となるため、全額を保険会社が負担いたします。
＜QEEQの解決策＞ QEEQが提供する「AXA安心保険」は、この自己負担額をゼロにするプランです。加入していれば、万が一の事故でも高額な修理費の心配をせず、安心してドライブを楽しめます。
あると便利なアプリ
- Google Maps： 必須。電波の届きにくい場所（ハナへの道など）に行く際は、必ずオフラインマップをダウンロードしておきましょう。
- Shaka Guide（シャカ・ガイド）： GPS連動型のオーディオツアーアプリ。ノースショアへの道中などで、ハワイの歴史や伝説、おすすめスポットを自動でナレーションしてくれます。
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面倒な手続き不要
ハワイでは、入国後1年以内であれば、パスポートと日本の運転免許証があれば運転ができます。また、レンタカーを借りる際にも、パスポート、日本の運転免許証、そしてクレジットカードがあれば手続きが可能です。ただし、クレジットカードでの支払い以外の場合でも、保証のためにクレジットカードの提示が求められることがあるため、必ずクレジットカードを持参しましょう。
国際運転免許証は手続き上必要ありませんが、万が一事故が発生した場合などに持っていると安心です。ホノルルの日本国総領事館も、国際運転免許証の携行を推奨しています。
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- 24時間日本語サポート： 万が一事故やトラブルが発生しても、QEEQの日本語サポートデスクが24時間体制で対応。現地の警察やレンタカー会社とのやり取りを強力にサポートします。
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