南国のイメージが強い台湾ですが、実は冬の山岳ドライには特有の注意点があります。
台北や高雄の市街地では雪を見ることはありませんが、標高 2,000〜3,000m を超える阿里山(アリサン)や合歡山(ホワンシャン)では、冬になると霧や雨に加えて路面凍結が起こることも。
今回は、冬季に台湾でレンタカーを使って山へ向かう方のために、安全運転のコツと準備すべき装備をまとめました!
山岳ドライブと装備の準備
台湾では基本的にタイヤチェーンを使う必要はほとんどありません。
ただし、阿里山や合歡山など標高の高いエリアでは、冬場に凍結や濃霧に遭遇する可能性があります。
- 出発前に必ずレンタカー会社へ確認
- チェーンや滑り止め装備をレンタルできるか事前にチェック
- 山岳地帯に入る前にガソリンは満タンに
💡 阿里山へ日の出を見に行く早朝ドライブでは、特に霧と路面凍結のダブルリスクに注意が必要です。

車のメンテナンスと緊急対策
冬季に限らず、台湾で長距離・山岳ドライブをする前には以下を確認しましょう:
- バッテリー → 寒暖差で弱りやすい
- タイヤ空気圧 → 山岳道路では特に重要
- ワイパー&ウォッシャー液 → スコール対策必須
- ライト類 → 濃霧や夜間ドライブに必須
さらに、持ち物チェックリスト:
- 懐中電灯
- モバイルバッテリー
- 簡易雨具(カッパなど)
- 飲料水&軽食
- 車内ブランケット
👉 特に山岳地帯では突然の豪雨や通行止めに遭遇することもあるので、最低限の備えが安心につながります。

豪雨・山岳道路での注意点
台湾の冬は、必ずしも雪ではなく「雨」との戦い。特に東部や山岳エリアは気候が変わりやすいです。
- 大雨時はスピードを落とし、**ハイドロプレーニング(タイヤが水膜で浮く現象)**に注意
- カーブの多い山道では、制限速度より 10〜20km/h 低めに走行
- 下り坂ではエンジンブレーキを活用 → 急ブレーキは事故の元
- 「落石注意」標識がある区間では特に慎重に
- 濃霧時はフォグランプやハザードを適切に使用
💡 台湾の山道は、地元ドライバーがスピードを出す傾向あり。焦らず自分のペースを守りましょう。

冬のおすすめ山岳ルートと注意点
- 阿里山森林遊楽区
日の出が有名な観光地。早朝は霧が濃く、凍結の可能性あり。駐車場は整備されていますが、冬場は混雑も。 - 合歡山(清境農場経由)
台湾で雪景色を見られる数少ないスポット。積雪があれば交通規制がかかることもあるので、事前に通行情報を確認! - 太魯閣渓谷(花蓮側)
冬季でも通行可能ですが、落石や豪雨による通行止めが起こりやすいルート。出発前に道路局サイトで最新情報を確認。
まとめ:冬の台湾ドライブを安全に楽しむコツ
- 都市部は暖かくても、山岳は別世界 → 服装&装備はしっかり準備
- レンタカー会社に必ず確認 → チェーンや滑り止めが必要かどうか
- 雨・霧・凍結リスクに備える → 慌てず慎重な運転を心がける
- ガソリンは早めに補給 → 山岳地帯ではスタンドが少ない