ニュージーランドの一般的な物価や通貨、支払い方法についてご案内します。
1、ニュージーランドの通貨と決済
ニュージーランドの通貨はドル(NZ$)であり、クレジットカードを使用した決済が一般的です。最も一般的に利用されているクレジットカードはビザとマスターカードです。これらのカードは、ニュージーランドの多くの場所で受け入れられています。
特に主要都市では、多くの小売店やレストラン、観光地などでApple Payを利用することもできます。Apple Payを利用すると、スマートフォンやウェアラブルデバイスを使って簡単に支払いができます。
一方、トラベラーズチェックはニュージーランドでは使用できなくなっています。現金の持ち運びには十分な注意が必要であり、公共の場所での支払いにはクレジットカードやApple Payのようなデジタル決済が便利です。
旅行する際には、クレジットカードを複数枚持参することや、デビットカードを海外利用できるように事前に設定することがおすすめです。また、クレジットカードの利用可能性を事前に確認し、現金を必要に応じて用意しておくことも重要です。ニュージーランドでの快適な決済体験を楽しんでください。
両替
外貨からニュージーランド通貨への両替は、銀行、一部のホテル、国際空港や市中にある両替所で行うことができます。
ニュージーランドで流通している現金は以下の通りです。
- 10セント、20セント、50セント、1ドル、2ドルの硬貨。
- 5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルの紙幣。
通貨換算ツールで現在のレートを確認することができます。
ニュージーランドへの現金の持ち込みについて
ニュージーランドには外貨の持ち込み、持ち出しに関する制限はありません。ただし、ニュージーランド現地通貨でNZ$10,000以上の現金を持ち込み、または持ち出しする場合は、Border Cash Report(opens in new window)を記入することが義務付けられています。
銀行
ニュージーランドの銀行の営業時間は一律ではありませんが、一般的な支店の営業時間は月曜日から金曜日の午前9時30分から午後4時30分までです。店舗によっては、週末も営業している場合があります。ATMは銀行の支店のほか、主要な商店街やショッピングモールに設置されています。国際的なクレジットカードやATMカードは、4桁の暗証番号が設定されていれば使用できます。出発前に銀行かカード会社に問い合わせて確認しておくとよいでしょう。
チップとサービス料について
ニュージーランドでレストランやバーを利用した場合、チップは原則的には不要ですが、優れたサービスや親切な対応に各自の裁量でチップを出すことは可能です。ニュージーランドのホテルやレストランで店舗独自のサービス料が上乗せされることはありません。
物品サービス税(GST)
ニュージーランドの物品サービス税(GST)は一律15%で、すべての商品やサービスの表示料金に含まれています。海外旅行者はGSTの還付請求はできませんが、現地で購入したものを店から海外の自宅住所宛てに発送してもらう場合は、支払いの際にGSTは請求されません。
スウェーデン方式
ニュージーランドでは、1セント、2セント、5セント硬貨が廃止されたため、端数が出た場合は切り上げか切り捨てをすることになります。ニュージーランド準備銀行によると、ほとんどの小売業者が端数処理にスウェーデン方式を採用しているとのことです。これは、1セントから4セントで終わる価格は切り捨て、6セントから9セントで終わる価格は切り上げるというものです。例えば、15.14ドルの値で購入すると切り捨てで15.10ドルになり、15.16ドルの場合は切り上げて15.20ドルを支払うことになります。末端5セントの価格をどう扱うかは、小売業者の裁量に任されています。
2、物価について
ニュージーランドのピークシーズンは、宿泊施設、航空券、レンタカーなどの料金が変動することがあります。主なピークシーズンは、全国的にクリスマス前後と夏(12月から3月初旬)ですが、スキーで人気のあるクィーンズタウンや北島中央部などでは冬(6月から8月)にもピークがあります。また、ニュージーランドの学校が休みの時期も非常に混雑します。
これらのピークシーズンに旅行を予定している場合は、宿泊施設や航空券、レンタカーなどを余裕をもって予約することが重要です。特に人気の観光地や宿泊施設は早めの予約がおすすめです。混雑期間には料金が上昇することもあるため、早めの予約でお得なプランを見つけることができます。
一方、ショルダーシーズンやローシーズンにニュージーランドを訪れる場合は、割安な料金や豊富な選択肢が期待できます。特に観光地の混雑を避けつつ、よりリラックスした旅行を楽しみたい方にはおすすめの時期です。
旅行計画を立てる際には、ピークシーズンやショルダーシーズン、ローシーズンなどの情報を考慮して最適な時期を選び、快適な旅行を実現しましょう。
宿泊施設
料金は場所や時期、曜日によって異なりますので、下記はあくまでも大まかな目安です。宿泊施設検索を利用して、ニーズに合った価格帯で探してみてください。
- キャンプ場:1名あたりNZ$10〜$35
- ホステルやバックパッカーズのドミトリーベッド:1泊 NZ$17〜$35
- 3ッ星モーテル ・ホテル客室:1泊 NZ$80〜$200
- 4〜5ッ星ホテル:1泊 NZ$200以上
移動と交通
レンタカーの料金は、借りる時期や車種(乗用車、キャンピングカーなど)、契約期間によって大きく異なります。以下の検索ツールから各業者のウェブ提示価格を調べるか、直接業者に問い合わせて確認してください。ガソリン価格は日々変動しており、地域によっても若干異なる場合があります。価格はガソリンスタンドの外の看板や給油口に表示されています。
国内線の航空運賃は需要や航空会社によって異なるため、各社のホームページで確認してください。その他の交通手段については、以下を参考にしてください。
飲食代
持ち帰りを注文するか、カジュアルなカフェで食べるか、高級レストランで食事をするかによって大きく変わってきます。以下は大まかな目安です。
- マクドナルドのビッグマックハンバーガー:$8.70
- カフェのサンドイッチ:$5〜$10
- カジュアルダイニングのメインディッシュ:$20〜$35
- コーヒー大:$5~6
- ソフトドリンク缶:$3〜$5
- ビール1パイント:$10〜$16
- グラスワイン:$10〜16